ブラックジャックは勝った場合、通常はベット額に対して1倍の配当があります。
ただし特別なハンドで勝利した場合はそれ以上の配当が付く、ということをご存じない方もいらっしゃると思います。
今回はその「役」についてお話します。
タイトルに「知らないと損するかもしれない」と記載しましたが、これは本当です。
「役」についてはディーラーも見落とすことが多いですし、
配当の倍率のルールが頭に入っていない未熟なディーラーも時折見かけます。
配当額が間違っていた場合は自分自身で主張しないと、少ない金額を渡されて終わってしまうので、
きちんとルールを理解しておかないと損をしてしまいます。
それでは各種の役について解説します。
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●ナチュラル・ブラックジャック
最初に配られる2枚のカードで、21になった状態です。
これはさすがに御存じの方がほとんどだと思うのですが、
1.5倍の配当がもらえるれっきとした「役」です。
●ファイブカード/シックスカード/セブンカード
その名の通り、
・ファイブカード:5枚のカードで21を作る
⇒配当1.5倍
・シックスカード:6枚のカードで21を作る
⇒配当2倍
・セブンカード:7枚のカードで21を作る
⇒配当3倍
です。
「エイトカード」というのは私は聞いたことが無くて、「7枚以上は全て配当3倍」という所が多いと思います。
●シックス・トゥ・エイト
6・7・8のカードで21になった状態です。
配当は1.5倍です。
※カードの並び順は問わないので、「6・8・7」や「7・6・8」でも同じように1.5倍の配当が貰えます。
稀にローカルルールで、
・シック・ストゥ・エイト・セイムスート:「6・7・8」の3枚のカードが同じスート
⇒配当2倍
・シックス・トゥ・エイト・オールスペード:「6・7・8」の3枚のカードが全てスペード
⇒配当3倍
というような特殊なケースもあります。
●スリー・セブン
「7・7・7」と、連続した3枚の7のカードで21になった状態です。
配当は1.5倍です。
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先述したように、私も何度も間違ったチップの額を戻されたことがあります。
その度に指摘して正しい配当をもらっているので、
この「役」についてはしっかりと頭に入れておいて良かったと思っています。
ディーラーに対してミスを指摘すると、たいていの場合はピットボスが呼ばれ、ルール(=正しい配当)の確認が始まります。
ピットボスともなるとルールは熟知しているので、正しい額のチップを戻してくれます。
さすがはピットボスですね!
以上が代表的なブラックジャックの「役」ですが、
他にもローカルなものがあるかもしれませんし、
逆に上記の「役」が採用されていないカジノもあると思います。
「役」が発生したと思った場合は、とりあえず主張してみて現地のルールを確認してみてくださいね。